高齢化社会の強い味方!(後見制度)
高齢化社会の強い味方!
2003年の日本人の平均寿命は、女性が85・33歳、男性が78・36歳で、男女とも過去最高を記録しました。日本は世界で一番長寿の国です。
定年が60歳だとすると、女性は退職してから25.33年・男性は18.36年生活していくことになります。
長い人生で不幸にも病気等で判断能力が衰えてしまうこともあるかと思います。そのような不慮の事件が起こったとしても、1人1人の方が最低限の保護のもとに、ご自分の考えでご自分らしく生きていくことを支援する制度が、成年後見制度です。
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俺々(金払え)詐欺・霊感商法・金融取引・・・・お年寄りの方の財産を狙う悪徳業者の手口は巧妙化する一方です。
成年後見制度は、判断能力が十分とは言えない方の自己決定の尊重を重視しつつ、後見人がご本人の行動をサポートする制度です。
お年寄りの方で判断能力に不安を覚えられた場合でも、ご家庭や地域生活で通常の生活ができるようにご支援する制度です。 |
今までの成年後見制度は、重い精神上の障害がある方のみを対象にしていました。そのうえ、成年後見制度により保護を受けている旨が戸籍に表示されてしまいました。そのため、後見制度をご利用になることに抵抗を感じる方が多数いらっしゃいました。いわば、今までの成年後見制度は「絵に描いた餅」だったのです。
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成年後見制度の対象者である旨の戸籍への記載は廃止され、成年後見人等の権限を登記(一定の事項を広く社会に知らせるために、役所に備える登記簿という書類に記載すること)するようになりました。 |